イラストを依頼する時に
- 必要な情報がわからない
- 何をどうやって伝えたらいいかわからない
- スムーズに仕事を進行させる方法を知りたい
といった方のために、イラストをオーダーする際にどのように依頼したら良いかを詳しく解説していきたいと思います。
イラスト依頼時の参考にして頂けたら幸いです。
ちなみに僕のポートフォリオサイトはこちらです。素敵なイラスト作品たくさんありますよー^^→粕田屋
お気軽にお問い合わせくださいね!
イラスト依頼時に必要な情報
①クライアント情報
つまり、自己紹介です。
- 会社名
- 部署名
- お名前
- 会社のURLなど
この辺は最低限書いてほしい情報です。
会社員ではなくとも自分が何者なのかということを伝えて頂けますとスムーズにお取引できます。
②依頼したいイラストの詳細
どんなイラストを欲しているのかを教えてください。
伝え方が難しい!という方は後述しておりますのでご参考下さい。
③納期
何月何日までにそのイラストを欲しいか教えてください。
ご依頼内容とスケジュールを照らし合わせて作業可能か否かを判断します。
④イラスト使用用途
制作したイラストがどのような用途で使われるか明記してください。
それによって解像度が変わってきたり、イラストの作り方が変わったりします。
イラストの使用用途例
WEB素材用 / 雑誌のモノクロページに使いたい / 書籍の表紙にカラーイラストとして使いたい / アニメーションの素材として使う
※複数の用途がある場合はそれも必ず伝えてください。(店頭POPとして印刷して使いたい、後々同じイラストをWEBページにも掲載することを考えてる・・・など)
また、用途を明確にお伝えいただいたほうが目的に合ったイラストを制作できます。
⑤媒体ターゲット(ペルソナ)
イラストを掲載するメディアのターゲット層を教えて頂けますと、制作するうえで指針になります。
細かい部分で訴求効果を高めたり、狙った層にマッチするコンテンツをデザインできるようになります。
ターゲット選定例
- 20代サラリーマン・独身向け
- ファミリー向け、家族で安心して楽しめるイラスト希望
- 結婚を考えている30代前半女性向け
⑥画像サイズ・解像度
サイズは最初に指定しておかないと制作に入れないので決めておきましょう。
指定の仕方は、タテ、ヨコの長さをそれぞれ○○ピクセルで書いてもらえるとわかりやすいです。
ピクセルが良く分からない場合はcm、mmなどでも大丈夫です。
画像サイズ指定例
- タテ1000ピクセル、ヨコ800ピクセルでお願いします
- タテ10cm、ヨコ5cmでお願いします
解像度は用途によって適切な数値が変わります。
- WEB用:72dpi
- 印刷用(カラー):300dpi
- 印刷用(モノクロ):600dpi
数値があがるほど高解像度となり、データ容量も大きくなります。
よくわからない場合は、担当のイラストレーターに聞いてみてもいいかもしれません。
例えば私へのご依頼であれば、画像の使用用途をお伝え頂ければ、適切な解像度で納品いたします。
⑦納品形式
イラストの納品形式は主に以下のものがあります。ざっくり特徴も書いておきます。
- JPEG:色数が多いデータ向き。写真によく使われる。保存する度に画質が劣化していく。透過できない。
- GIF:色数が限られる。アニメーション化も可能。透過できるけど、半透明は表現できないので、縁がパッキリしてしまう。
- PNG:オススメ!背景透過可能(半透明も表現可能)容量も軽め。
- BMP:非圧縮画像。容量が大きくて送信に向かない。
- PSD:フォトショップ形式。ソフトがあれば編集もできる。レイヤーも残せる。
- AI:イラストレーター形式。ソフトがあれば編集もできる。ベクターデータなので拡大縮小しても画像が荒れない。
これらの形式の中から用途に合わせた形式を指定してください。
画像の納品の場合、特に希望が無ければPNGにしておけば大丈夫かと思います。背景を透過させたい場合はその旨もお伝えください。
⑧ご予算
もしご予算が決まっている場合、最初に明記してもらえますと進行がスムーズになるかと思います。
例えば、私へのご依頼であれば予算に合わせた最適なプランをご提案させて頂きます。
以上①~⑧まで抑えてご相談、ご依頼してもらえますとスムーズかつ齟齬なく進行できますのでクライアント様、イラストレーター双方においてメリットとなります。続いて
お願いしたいイラストのイメージをどう伝えたらいいかわからないっ!!
といった方に齟齬の無いイメージの共有方法を提案させて頂きます。
イメージをブレなくイラストレーターに伝える方法
上述した②に該当するお話です。
- イラストレーターに依頼したら全然イメージと違うイラストがあがってきた
- 絵が描けないから依頼してるのに、どんな感じに描いてほしいなんて指示できるはずがない!
- 何をどう伝えたらいいかそもそもわからない
もしあなたがこんなふうに思っているのであれば是非参考にしてみて下さい。
そもそもなぜイメージ共有がうまくいかないのか
それは具体性がない指示をしてしまっているからです。
例えば「かわいい犬のイラストが欲しい」とだけ伝えた場合
↑これらのどのイラストが上がってきたとしても「かわいい犬のイラスト」であることは間違いありません。
「かわいい」や「かっこういい」といった表現は人それぞれの感性による部分が大きいので具体性が無く、まったくイメージと違うものがあがってくる可能性があるわけです。
具体的な依頼内容となる3項目
齟齬が生まれないよう具体性をもった指示となるように、以下の3つの項目を埋めるよう依頼することをオススメします。
①テイスト・ジャンル
イラストのジャンル、方向性をできるだけ詳しく書きましょう。
ただ「かわいい感じで」と伝えるより「小動物的にかわいく」や「20代女性が好むようなかわいいテイスト」というふうに少し足すだけでもイメージが明確化します。
②イメージ画像資料
目的となるような画像を探して資料画像として提示できるとかなり親切です。
ビジュアルで共有できるのでブレなく伝えやすいです。
画像資料の使い方例
こんな感じでポーズやテイストなど頭の中に明確なイメージがあれば、複数枚画像を使うと指示しやすいです。
依頼したいイラストレーターが自身のポートフォリオサイト等でサンプルイラストを掲載している場合は、そこから引用すると間違いないはずです。
③こだわりたいポイント
そのイラストの主目的を果たすために、これだけは絶対反映してほしいというポイントを共有しておきましょう。
- アメリカ人向けのコンテンツなので人物はアメリカ人だとわかるように描いてください
- 色は青系で統一するようお願いします
- 人物が手に持っている携帯電話が目立つように描いてください
- 髪の色は#eb7fa4で塗ってください
など。抑えておきたいポイントは念入りに伝えるようにしておきたいところです。
イラストを依頼する時に必要な情報と確実にイメージを伝える方法徹底解説まとめ
イラスト依頼時に必要な情報
- クライアント情報
- 依頼したいイラストの詳細
- 納期
- イラストの使用用途
- 媒体ターゲット
- 画像サイズ・解像度
- 納品形式
- ご予算
ブレなくイメージをイラストレーターに伝える方法
- テイスト・ジャンルを詳しく指定
- イメージ画像資料の共有
- こだわりたいポイントの共有
この辺りをおさえておけばイメージと齟齬のないイラストを発注できるかと思います。
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「どう伝えたらいいかわからないんだけど・・・」
といったご依頼でもしっかりヒアリングしたうえで制作に入りますのでお気軽にご相談下さい!!
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